2010/12/02

moderna




久しぶりのブログ…

やはりわたしには向いていないのか?

友人の鎌田くんが
この夏、オンライン古書店modernaをオープン!

ということでショップカードをつくりました!

たまたま本屋になったけれど
本についてものすごく詳しい訳でもなくて
ただ、いいと思うモノを、
大切にしてくれるモノを売りたいんだ。

って、そんな話しを夏にしてから
もう気付けば
季節は冬になってしまったけれど
そんな宝物がいっぱい詰まった
宝箱みたいなお店になるといいなぁ
なんてイラストを描きました。

でも、本てのは
その存在自体にいろんなモノを詰め込みやすくって
宝箱みたいなものだよね。

もうすぐクリスマス。

誰かにプレゼントする宝箱、みつけてみては?

http://moderna.jp/


わたしもラウシェンバーグのポスターやら
ライアン・マッギンリーの写真集やら
欲しいものがいっぱいだわよ!

2010/10/02

AROUND THE WORLD!!!!!!



もうすっかり10月になってしまいました。

9月は世界一周旅行に出かけたよ!


オバマは不在!
どの街も大雨…
スカイツリーは完成!









とおぉ〜ぶ
ワァ〜ルド
スクウェア〜〜
ここはっ!
華麗な!
たまぁ〜てばこぉ〜

の方ですけどね。

一度行ってみたいと言ったら、父も行きたかったようで、父母とともに♡


ヨーロッパのあたりはかれこれ10年前リアルに巡った土地ばかりだったので
いろんなことを思い出しました。























グエル公園のこのトカゲに乗っかって怒られたりとか




















ベルベデーレは病み上がりだったのに
アップルステューデル食べて元気になって
めっさ歌った記憶有り。














パルテノンでも女警備員が怒髪!!
ビデオが残ってるもの。


あーそろそろどこかへ行きたいなぁ。


一番感動したのは、
本物の木がちゃんと手入れされてること。






こうやってみると、日本って地味よね〜。

そして、これら写真は今後どう使えばENO?
必要な・さ・げっ!

すごい土砂降りだったけど
温泉にも入って大満足な九月のちょっとした休日。

2010/08/25

55



55と言えば、ゴジラ松井なんて、non!!!

Prononcez-le en français , s'il vous plaît!!

Cinquante-cinq!!!

って、あってるのか?このフランス語…
(仏検3級…意味なし…)


そんなことはさておき、
今年の4月に代々木上原駅前に
友人である丸山ちひろくんのお店「Cinquante Cinq(サンカントサンク)」がオープン!

1Fの「ATELIER BEC」ではフレンチなお惣菜が買えて、
2F「Cinquante Cinq」では気の利いたおいしいフレンチなおつまみと共にお酒が楽しめる、
とてもありがたいお店!

オープン前から頼まれていたのに4ヶ月押し…
開店祝いがてら、やっとプレゼントしてきました。




1Fのお惣菜のメニュー用に使ってくれています。
クラフトに白インキで紙がくしゃくしゃみたいなのを表現したつもりですがこうゆうのは4色で印刷した方がわかりやすいみたい…でも、へんな感じがあっていいかなぁ〜と思って。気に入ってもらって良かった!
(もうすこし、細めのペンがいいなぁと思いつつ。)

おいしそう♡
(あ、この記事がとてもおいしそうなの。)

2Fはもうすでに、いつ行っても満席的な人気店に!
ちーくん、すごいなぁ〜。持つべきものは手に職!いや、手に食!!と思う今日この頃。

なんか料理って、つくるモノの中で一番人間にわかりやすく届くモノだから、いいなぁと思うんだな。
クリエイティブなんちゃらって肩書き持ってる人たちよりも、よっぽどクリエイティブなんじゃないかなぁ〜
なんて話しはまた今度。


本当においしいので上原に来た際は
是非「サンカントサンク」へ!

ちなみに55はフランス語習ってた時、サンコンサンって覚えたな…


わたしも通います!

あ、飲んでばっかじゃなく…
もっと食べに……
スイマセン…




お店の名前はここからとったそう。

2010/08/23

HMV渋谷




本日、HMV渋谷閉店。

HMV渋谷がMARUHANの場所にあった頃、
はじめて行くHMVにドキドキした。
まだ中学一年生だったと思う。
あそこではじめて買ったのはなんだったろう?
ピチカートVかBRIDGEじゃないかなぁ。

それからドップリと渋谷系と呼ばれる音楽に夢中になった。
邦楽、洋楽問わず、
HMVへ行けば、ドキドキする音楽に出会えるなんて
そんな風に思っていたから
流行りのJ-POPを知らないまま
音楽の楽しさをなんとなく知ってったんだろうなぁ。

ACID JAZZやFREE SOUL、
ネオアコと当時のUKシーン、
フレンチポップやスウェディッシュポップなんかを
それなりに聞きながら、
TRATTORIA、CRUE-L、ESCALATOR
といった日本のレーベルに夢中だった。
月に何度かライブにいって、
高校生になると、今はなきZESTで
いろんなレコードを買うようになった。
最初はレコード屋へ行くなんてことが
かっこいいと思って、
ドキドキしながら
素敵なジャケットのレコードを
選んで買うことから始まった。
そうやって、わたしのレコードは
ほとんど洋楽になって
クラブへ行っては
親に怒られたりして。


HMV渋谷にて、音楽にドキドキしてから
もうかれこれ18年とか経っちゃったけど
そんなユルい感じで始まった趣味だし
その時折で、音楽熱もあったりなかったり。
今じゃすっかりレコードを好むようになったけど
レコードは面倒だから、CDばっかり買っているときもあった。
でも、そうやって月に何度かCDやレコードを買うことが
なんだかんだ当たり前になって
今じゃ、本当に音楽が大好きになっている。
ここ何年かは特にいつだって今が生きてきた中で
一番音楽が好きだなぁと思うくらい。


ろくに古い音楽を聞かずに
新譜ばっかり買いあさるスタイルは
なんだかHMV渋谷で新譜を心待ちにしていた悪い癖じゃないか?と思うけど
そうやって、今、発生する音楽に
今という時代を教えてもらうように思う。
ファッション誌なんかを読むよりも
よっぽどその感覚で
自分にとってかっこいいモノを見極めてきたとも思う。

ジャンルとかもいまだによく分かっていないし
今、発生する音楽だから、今、楽しいに決まっていて
そうやって通過した音楽だから楽しめたり
古いものでも、
誰かが今MIXするから知りたくなったり
教えてもらったり。

いつまでたっても
まだ出会っていない音楽にドキドキ、ワクワクさせてもらえるから
嬉しくって、悲しくって、踊りたくなるなぁって、
幸せなことだなぁって。

無趣味に近いから
心からそんな風に思える音楽が
ずっとそばにあって良かった。


場所も、やってる人も、違えど、
そんなきっかけの地が…
その名称が…
なくなってしまうことがせつなくってね。


もう棚にも商品がそれほど並んでいなくて
欲しいものを選ぶのには少々困ったけれど
最後の買い物も新譜にしました。
この夏、7インチをよく聴いた
KISSESの日本盤を。

そういったモノを買うのも珍しいのだけど
日本で本当に良い音楽を紹介している人たちを
応援したくなるし、そういう熱は
なんだかHMV渋谷っぽい気がしなくもなくて。

これを見ると、HMV渋谷のことを
この先も思い出すのだろうなぁ。


本当にありがとう!HMV渋谷!!




ちなみに贔屓のレコード屋は
いまだにESCALATORだったりして
なんだか成長しないようで少し恥ずかしいのだけど。
でもいつまでもドキドキに出会える場所があるってのは
本当にありがたいこと。

ZESTの頃も今も仲さんはとても尊敬しています。

この夏の後半はESCALATORで買った
French Quarter(Stephen Steinbrink)のレコードを
やたらめったら聴いています。
いい映像がなかったけど…

2010/08/15

実家

親元を離れてから、7年以上経つ。
一人暮らしをはじめてからは
もうすぐ4年。

お葬式があったから
余計に家族ということを考えた。

今の実家には、わたしは一ヶ月も住まなかった。
中央区じゃないとかっこわるい!って
そんな些細なことを1番の理由にして。
友達と住もうなんてはなしも
ちょうどあったから
わりとすんなり実家を離れた。

とはいえ、東京だし
帰ろうと思えばすぐ帰れる。
ただ、自分の居場所をつくらずに
出てしまった実家なので
行ったところで、落ち着かないし
そんなにしょっちゅう帰ることもない。

わたしがいないことで
この家のカタチは成り立っていることが
家の端々に感じられる。


家に帰ると、誰かしらが洗濯物を取り込んで

夏だから、ネコが外に出たがる

食卓にわたしが座ると、テレビが見えなくなる

洗面台のこの部分はおねえちゃんのゾーン

どのシャンプー?どのタオル?

トイレは鍵をかけるか

明け方だろうと、ネコからトイレ片付けろ!の合図

どこででも寝れるタイプなのに
久しぶりの布団が寝付けなかった。


そうやって、生活をすることで生まれる家族のカタチに
もう馴染めなくなっている。
なんかそんなことを少し寂しく思ったけど
わたしがいない家族のカタチを
当然のように暮らしている家族が
ちゃんとそこにあることに安心もした。

自分の家に帰ってきて、ホッとした。
実家より狭いし、きたないけど
こうやって生きていることを
ある意味、家族に認められているんだなぁと。





このうちは君中心のおうちだもんね。
だいたい猫アレルギーなんです、わたし。

2010/08/12


うすむらさき色が藤色だということはバアバから教わった。
それから藤の花を見ると、そのことを思い出す。


こどもの頃から、バアバとは週末よく銀座へごはんを食べに行った。
ごはんの後は喫茶店でケーキを食べた。
バアバは自分の分を頼むのに
一個食べれないと言って、残りをわたしにくれる。

こどもの頃は、8月の終りに箱根に行くのが恒例だった。
仙石原プリンスホテルか富士屋ホテル。
丸いプール、鎧、大きな鯉、水車、古い洋館のなんともいえない佇まい…
こどもながらにそれが良いモノであることはなんとなく分かっていた。

そうやって、わたしはバアバが大好きになった。
そうやって、わたしは甘やかされてきたんだ。


そんなバアバからたったひとつだけ頼まれていたことがあった。
たったひとつだけ。
「わたしの肖像画を描いて」と。

次、お見舞へ行く時には
持って行こうなんて気軽に思っていた。

いつだって「いつか」なんてこと、
ある訳じゃないと分かっていたのに。

叶えてあげられなくって、ごめんなさい。
天国に持って行ってね。


「あんたはもっとできる子だから。
 こんなところで留まってる場合じゃないの。」

1年半前、そう言ってくれたこと、今でも覚えている。
バアバの孫として、もっとかっこよくなるよ。
バアバの孫だから、もっとかっこよくなれるよ。


もう丸一日、泣いてばかりいて疲れたんだ。
泣いていても、何もできないから
こうして記することにしたの。


きのうの帰り道はチョコレートと大福を買ったよ。
おととい、バアバがチョコを食べたと聞いたから。
チョコを食べたら、あんこが食べたいって言ってたと聞いたから。

チョコレートも大福も甘かった。
バアバに甘やかされるのとおんなじくらいにね。

ありがとう。

2010/08/09

SUMMER NOW!!!!! 2

土曜日はお昼から
SATCばりになんつって…
出会ってから、人生の半分以上が経過しているいつもの友達とお茶がてら
渋谷にできたSUNDAY ISSUEへ。

ここのギャラリーで中高の同級生が働いていて、高校卒業以来の再会でした。

というのも
ここの内装も中高の友人がやっていて
家の近所でバッタリ会ったのがキッカケで教えてもらいました。

SUNDAY ISSUEのBOOKコーナーにあるこのシンプルでちょこっとしたライトのついた本棚も、彼女がつくっているようで、みんなそれぞれにオトナになっていくんだなぁと痛感。


年をとるのって、なんだか楽しいね。







夜は夜で、
毎年行っているいたばし花火大会へ。

いたばし花火大会へ行くまでは
花火大会なんて、クソ混んだとこ、絶対いや!なんて
実は、花火大会に行ったことがなかったのだけど
友達にとにかくスゴイ!と誘われて、
はじめて観る、吸い込まれちゃうんじゃないかと思うほどの
大きな花火に魅せられて…。

もう今年で10年も通い続けていることに気付きました。

大きな花火だけではなく
小さいけれど、匠の技が効いている
可憐な花火もとても魅力的で
毎年、花火師さんに
本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。

夏の夜空に
華やかさも淡さもはかなさも
全てが解き放たれる時の
ズシーンと胸に響き渡るあの音を
川原の風とともに感じられる幸せは
日本人でよかった〜の一つです。

あ、ついなんだかしっぽり。
それくらいいたばし花火大会には想いがあるのです。
花火を教えてくれてありがとう!
いつかお金持ちになって
いたばし花火大会に協賛して
美しいMY花火を打ち上げてやる!
と思ってるのも結構本気!!

特に準備もせず、シートとビールとおつまみ持って
始まる10分前に行けば
充分に座れちゃうユルイ感じも魅力の一つです。

ん?なんか長々書いちゃったね。



video

SUMMER NOW!!!!! 1

今日はなんだかとても過ごしやすい気候で
心地良かったけれど、毎日、とても暑くて、
つい出不精になりがちな今日この頃です。

先週末は個人的に夏気分!
金曜日の夜は大好きなSLOW CLUBのLIVEを。
SLOW CLUBのアルバムを聞いていた去年の夏。心の妙なところを刺激されて泣いてしまったりしていたことを思い出します。
どうしても行かねば!と、選んだのはこじんまりした三軒茶屋のカフェでのLIVE。

二人のユルイ感じが雰囲気にあっていて
良い夏の夜を過ごせました。
ビルの屋上で夜風を感じながら飲むビールも美味しかったからね。






でも、この曲もやってほしかったなぁ…

2010/08/05

暑中お見舞申し上げます。



暑中お見舞申し上げます。

なんだか暑いし
久しぶりに暑中見舞いを書きました。

ちょっと内容が営業過ぎて
もう少し考えれば良かったなんて思ったりもしますが。
皆様のこと、愛しています。

夜な夜なはじめた仕事が楽しくて、
ついつい朝になってしまいました。

そうゆうの、すごく幸せです。

2010/07/29

夜風にふかれて

掃除機の吸引力がとっても弱くって
なんだかなぁーと思っていた今日、
久しぶりにいろんな人にあった気がして楽しかった。

フリーになってから
本当によく感じること。

人に生かされているなぁとよく思う。
なんかホントにいい人達に恵まれているんだなぁって。
今日は強く思った。

もっとがんばらなくちゃと必死に思う。

自分がもっと魅力的になって
吸引力にならなければ
素敵な人達に飽きられてしまう。

ダイソン並の吸引力。
掃除機とともに欲しいな。

そんなことを思った深夜3時、
フラフラと歩く帰り道は
夜風がとても心地良くて
ブログなんかに書き留めておきたい気分になった。

2010/07/26

HAPPY BIRTHDAY!!

先週末は、一緒にideal kiss kiss monsterをやっている
櫻田宗久くんのお誕生日会でした。

知り合ってからは結構長いのだけど、この一年で気づいたら、一緒にデザインユニットをつくるまでの仲になっていました。

一緒に仕事をしているなかでいつもハードディスクを生でバッグに入れているのが気になっていたので、むねくんの愛犬モモちゃんの顔を形どったハードディスクケースを夜な夜なミシンをかけてプレゼントしました。



今年も、いろいろ一緒にできるといいなぁなんて思って。

丸いモノに魅せられて

わたしは理屈っぽい女である。
グラフィックデザイナーとして
毎日服を着るという表現は怠らないとか
音楽はVINYLで買うとか
そうゆう些細なことに
理屈をつけては大切だと思って生きている。
服を着るというフィロソフィーなんてことを
1年前に書いていたけど、
音楽もデータではなく
今どき、レコードというモノにこだわってしまう。
ジャケットという形であることで
モノとして見たり、触れたり、匂ったり。
その音楽への思い出の断片が増えていくことはモチロンのこと、
レコードというのは音という存在が溝という形になっているところが
わたしにとって1番大切なこと。
溝と針が出会ってはじめて音が奏でられる。
その出会いの一瞬だからこそ
ドキドキするんじゃないかなぁなんて。
そんなことをおもいながら
実に安っぽいレコードプレーヤーで
レコードを聴いている。
もちろん便利だからデータでだって
毎日のように音楽を聴くし
ライブなんてことを言い出したら
元も子もないのだろうけど。

サッカーが好きで、この6月、7月は
ずーっとWORLD CUPに夢中だった。
サッカーってすごいなぁと、あらためて感じた。
経験、練習してきた慣れや勘、監督の采配があるにせよ
結局はピッチ上でボールと出会った一瞬をどう表現するのかが
1点になったり、失点になったりするから感動する。
たった一瞬をあんなに輝かせること、ドキドキさせること、
他になにでできるだろう?
と、思うと私の理屈って何なんだろうとも思う。
そもそもそんな一瞬を
グラフィックデザインでつくれるのかは
まだわからないけれど
人として、一瞬のひらめきで思いやることができるのだろうか?
その一瞬のために努力しているのだろうか?
なにか、ドキドキさせることって
ほんの一瞬のことなのかもしれない。
その一瞬のために
たくさんの時間を費やして生きているのだろうなぁ。
Twitterなんかもそうで、人の一瞬を分かち合うことで
人と人との間隔が縮まっていることがおもしろいんだろう。
そんなことを言いはじめたら
精子が着床するのだって一瞬だろうし。

理屈っぽいのなんて全然楽じゃないし
そんなに丸いものに魅せられているのだったら
いっそのこと、性格が丸くなりゃ良かったんだけど。
これもいつかのなにかの一瞬のために
なったらいいなぁなんてね。

2010/05/14

SUPER Number is 5!!!!!

幼稚園のときの夢は「スーパーの5番レジのおねえさん」。
夢は他にもたくさんあったのだけど
他の子の違う夢だったら
何でもよかったんだと思う。

大学の頃、デパートだったけど
「レジのおねえさん」というバイトは
3年間もやっていた。
わたしのちっちゃな夢は
そんな形で少しだけ叶っていたからか
そのことをたまに思い出す。
下町なのにオフィス街という家の近くには
スーパーらしいスーパーがなくて
スーパーへ行くことは
こどものわたしにとって特別ワクワクすることだった。

それと同時に
大好きな数字はいつだって「5」である。
昭和55年生まれ。5階育ち。母の誕生月。
自分にまつわる「5」なんてそれくらいで
特別扱いできるような理由もないのだけど
とにかく気がついた時には「5」が好きな女の子だった。

スーパーのレジには
だいたい番号がふってある。
どんなに並んでいようが
わたしは5番レジにしか並ぼうとしなかった。
5番レジが閉まっていたりした時はがっかりした。
母はさぞかし困ったことだろう。

学生の頃
友達と電話で長々、数字について話したのを覚えている。
その電話で「5」という数字の美しさを再発見した。
曲線のラインと絶妙な角度の角で織りなす
数字の中で唯一の美しいコンビネーション!
「5」の造形の美しさに気付き
わたしはさらに「5」が好きになった。

昨年、わたしに縁のあった数字は「4」である。
会社を辞めてわたしが買った仕事に必要な
ソフトは「Adobe CS 4シリーズ」
ペンタブレットは「intuos 4」
去年買った雑誌も4号に出くわすことが多かった。
『QUOTATION』『NEW WORK』『apartamento』
『SNEEZE』なんてゆう
ポスター代わりに買ってみたカナダのスケートマガジンも。
年末に買った『球体』も4号だった。
その『球体』の表紙には
“止まっているものはいつまでも止まっていようとする”
裏表紙には
“運動している物体はいつまでもその運動を続けようとする”
と書かれている。
なんだかその言葉が
その時のわたしを象徴しているような気がして
すこし嫌だった。
フリーになったというものの
立ち止まろうとしていたかもしれない。
運動なんていつだって嫌いだし。
4号で良かったなぁなんて思った。
「4」の次は大好きな「5」である。
あらゆる「4」が過ぎ去って
「Adobe CS シリーズ」はこの前「5」が発売。
『QUOTATION』なんかは去年のうちに5号が出て
いまや7号が発売されている。

そんなことを思っている今は5月。
わたしがフリーランスになって
ちょうど一年経った。
期せずして
わたしが何かをはじめる時は
5月だということに気がついた。
ひとりで仕事をはじめたのも5月だけど
実家を出たのも5月だった。

世間では4月が始まりだけれど
わたしにとっての始まりは5月なんだなぁって。
気付いた時は、うれしかった。
人より一歩遅れているということかもしれないのに。

たぶん「Adobe CS シリーズ」は
「5」にアップグレードしないだろうけど
目の前の「4」が過ぎ去った後だから
わたしはこれからなにかがはじまるのかなぁなんて
思ったりしている。

なんて、4の5の言わずに
何でもやりゃあいいだけのことなんだけど。
「スーパーの5番レジのおねえさん」ならぬ
「スーパー5番好きのおねえさん」としてはね。